副業でNPO法人

現在の仕事を続けながらNPO法人として活動していけるのか?

最初からNPO法人一本で生計を立てることは活動内容によっては難しいかもしれません。NPO法人の活動内容は様々であり、収益が発生しないような活動もあるかと思います。

また、収益があがる活動で他の法人格(株式会社や合同会社)と同様に収入が見込めるNPO法人も数多く存在します。

そこで、現在の仕事を続けながらNPO法人としても活動したい、と思われる方も多いかと思います。

そもそも、副業という形でNPO法人を設立・運営できるのか?というご相談も多く頂きます。

これはNPO法上は問題はありませんが、現在のお勤め先での問題が生じてくる場合があります。

殆どの会社では就業規則の中で副業を認めていないため、NPO法人から給与を受ける場合にはその点で問題が出てきます。

しかし、NPO法人での活動内容が給与としての対価を得る目的ではなく、ボランティアとしての色合いが濃い場合は大きな問題にはならないと考えられます。

もちろん、本業が疎かになる場合は例え報酬を得ていない場合でも問題にはなりますのでNPO法人を設立する上で本業との兼ね合いも十分に検討することをお勧めします。

結論として、副業としてNPO法人を設立することは「法律上は問題ない」が「勤務先との雇用契約上の問題が生じる場合がある」という答えになります。

ご不明な点は当事務所までお問合せ下さい。