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認定NPO法人とは

NPOのうち、その運営組織や事業活動が適正であって公益の増進に資する法人であると認定された法人を指します。

認定は設立と同様に各所轄庁が行いますので、申請は設立時の時と同じ窓口になります。

NPO法人の設立のご相談に来られる方の中でも認定NPO法人の事は「聞いたこともない」という人も結構多くいます。

確かに、制度発足から約10年が経過しましたが認定NPO法人の「少なさ」がその原因かもしれません。福岡県では10法人のみです(平成25年度現在)

これまでは「認定」を取るのが非常に難しかったのですが、法改正により認定基準が緩和されたため、今後は数も増えるかもしれません。

全てのNPO法人が「認定」を目指す必要は無いかもしれませんが、「認定NPO法人」になることのメリットは多くあるため、法人設立の段階から「認定」を得ることを視野に入れておくのが良いと思います。法人設立の後、まずは仮認定、そして「認定」を取得する流れが制度としては出来上がっています。

当事務所では「認定」を取るためのコンサルティングも行っております。また、こちらのサイトでも随時「認定NPO法人」の情報は発信していく予定です。
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微妙なニュース

平成26年5月13日のニュースで「認定NPO法人に対する寄付金控除の見直し」について報道されました。これは、認定NPO法人に対して寄付をした場合に所得控除や税額控除を受けられる制度を見直そう、と国が考えている訳です。

今年の4月に「租税特別措置法」の見直しが掲げられた際に認定NPO法人の税制優遇措置を見直す動きは出ておりましたが、これらは非常に問題のある見直しだと思います。

「非営利」として活動している(認定)NPO法人、それを「寄付」という形で応援する個人や企業に対して控除を削減するという訳の分からない見直しだと私は考えています。そもそも、NPO法人に対して個人や企業からの寄付を促そうとしてこれまでの法改正などが行われてきた筈です。にも関わらず、今回の見直し案が出るのは何故でしょうか。

この件に関しては今後も注目し、新たな動きがあればお伝えしたいと思います。